老後の年金をもっと増やしたい!公的年金に上乗せできる制度 その4 企業年金 確定給付企業年金
確定給付企業年金とは?
将来の上乗せ部分の給付金額をあらかじめ確定しておき、その給付金の
額を支給できるように必要な掛金をきめる制度です。
事業主が掛金を支払いますが、取り決めにより加入者も掛金を負担する
事が出来ます。
年金額や年金受取年数は企業ごとに違い、毎月の支給が数万円~数十万
、一定数から終身まで様々です。
運用管理は退職後の給付までの責任を一貫しておうのが特徴です。
一度拠出したお金は企業の外部まで管理され、退職時及び年金給付時に
保障されます。
対象者は確定給付企業年金を実施している企業に勤めている厚生年金保険
の被保険者です。
確定給付企業年金のメリット・デメリット
メリット
確定給付企業年金は、確定給付企業年金法に基づいて計画的に拠出、積み立
てを行うので、確実な退職金・年金の支給が可能です。
デメリット
確定給付企業年金のデメリットは企業側の負担が大きい点です。
掛金は原則事業主が負担する事になっています。(従業員の同意があれば1/2
を上限として本人に負担させる事できる。)
規約型と基金型
規約型
規約型は、生命保険会社や信託銀行などの受託機関と契約を結ぶことで、掛金
の外部積立体制を作ります。
基金型
企業年金基金と呼ばれる特別法人を設立し、この法人において管理・運用・給付
まで行うのが基金型です。